まず初めにECサイトとECモールの違いに関して確認していきましょう。

結論から申し上げますと、

ECサイト：自分で土地を借りて建物を建てて、お店をオープンすること

ECモール：ショッピングモール内の場所を借りて、その中で自分の店舗をオープンすること

です。

この大きな違いは「どれだけ簡単にお客様が足を運んでくれるか？」になります。

初めてネットで商品を販売すると、誰にも知られていないので知っていただくための販促が大変です。ECモールはリアルで例えるとショッピングモールと同じなので、自分の店舗が知られてなくとも、ショッピングモール自体が有名なので

誰もが足を運んでくれますよね？

商品を売りたくても買ってくれる人と出会うことが非常にコストと時間がかかる中、ECモールで場所を借りて出店するだけでもかなりのメリットがあることが見込まれます。

次は自社ECサイトとECモールのメリット・デメリットに関して解説します。

ECサイトは先ほど申し上げた通り、自分で場所を借りて、建物を建てて、自分でお店をオープンします。非常にコストがかかりそうでわざわざ自分でお店をオープンする理由とは何でしょうか？

答えは「オリジナリティを追求し続けることが出来る点」です。基本的にECモールに属する楽天やAmazonに出店をすると、購入される方にとってブランドの認知をされません。

そのため、売れても自社ブランドの浸透に欠けるものがあります。

その反面、自社サイトでプロモーションや広告などでお客様にECサイトを知っていただけると、商品だけでなくブランド自体の浸透をすることが出来ます。これが続くと、モールで目先の売り上げを確保するのではなくて、自社ECサイトを続けることで、長期的にみると多くの方にブランドを知ってもらえることが可能になります。

その他にも、ECモールで出店では手に入らないようなお客様情報の入手や分析、ページの改善を生かすことが出来るので、本気でEC事業を行う場合には、ECモールだけではなくECサイトを独自にご用意することをお勧めします。

楽天やAmazonのようなECモールは、多くの方が認知しているネット上のショッピングモールになります。そのため多くの方がショッピングモールに訪れるので、自社でECサイトを構築しなくても、売りたい商品を見つけて買ってくれるメリットがあります。

その代わりに、他社の土地を借りて販売することになるので場所代や売った後の手数料が発生します。更に、大きなショッピングモールなので、出店する方が非常に多く存在するため、売りたい商品をお客様が見つけることも非常に困難です。

多くの方が足を運ぶショッピングモールですが、ショッピングモール内で大々的に商品をPRしないと知ってもらえないジレンマが生じます。大々的に商品をPRする分、PR費用が発生いたしますので、商品を買ってもらえても広告費のコストが高いので結果的に赤字になります。そのため、多くの企業がショッピングモールに出店をしても、同じくらいの企業がショッピングモールを撤退していることが事実です。

お客様からニーズがあり、多くひしめく競合店舗との明確な差別化が無い限りは、目先の利益を獲得することが難しいため、緻密なマーケティング戦略がある前提でECモールに挑戦することをお勧めいたします。

結論としてはECサイトをお勧めします。

自分で土地を用意してサイトを作ってお店をオープンし、商品をPRするのもショッピングモールで出店をし、大々的なPRや土地代の支払いと売った分の手数料を支払うのであれば、自社でECサイトを作って商品を売ったほうが、メリットが非常に高いです。

ただ、ECサイトもECモールも緻密な計算やマーケティングの計画ありきでないと失敗しやすい事業ですので、EC事業を検討している方は専門家に相談しながら事業を開始することをお勧めいたします。

いかがでしたでしょうか？

EC事業をやるなら人気なショッピングモールですが、いざ自身で事業化するとなるとデメリットが非常に大きい場所であるとご説明させていただきました。また合わせて、ECサイトもECモールも専門家の意見を踏まえたうえで臨まないと知らない仕組みやノウハウが少ない問題で失敗しやすい傾向にあります。当社ConLAdのメンバーは、EC経験者が揃った精鋭メンバーで働いております。

EC事業をご検討されており専門家の意見を踏襲しながら事業を進めていきたい方はお気軽にお申し付けください。