EC事業において必ず出てくるキーワードがデータの自動連係です。なんだか大きな企業だけが気にする課題で自分事になりにくい言葉ですよね。
具体的な自動連係をするデータとは何を指すのか?
実は身近な情報が関係してきます。
例:CSVデータの連携
よくカートシステムからお客様情報や注文情報をCSVでダウンロードしてCSVデータの項目を別のシステム用に修正することがありますよね?
このようなCSVデータを自身で編集せずに勝手にシステム間で情報の連携を行うことも立派なデータの自動連係に当てはまります。「別に大した作業じゃないから気にしない」と思われがちですが、実際にシステムからCSVを落とし込み、別のシステム用にデータを編集するのにどれくらいの時間をかけていますか?
※もちろん、抽出したCSVデータを編集して、同じシステムにデータを入れなおすことも同じです。
もし1日30分だとすると5営業日で2時間半です。EC事業社によっては1日で1時間から4時間かかるケースも多くございますので、場合によっては5営業日で20時間もCSVデータの抽出から編集、入れ込みを行っている計算になります。
出来ればこの2時間半から20時間を別のことに時間を割いたほうが生産性は高まると思いませんか?
広告代理店が行っている広告分析を自社でもチェックを行うことも出来ますし、広告やメルマガ配信を行う際のバナーデザインの編集案も考えることが出来ます。
1日10名のいつも商品を買ってくれているお客様情報を確認するだけでも、EC事業の改善に向けたヒントが多く詰まっていることでしょう。そのような情報を駆使することで、お客様がレビューを書いてもらえるための施策や数字で判断がしにくい同梱物の改善も行うことが出来ます。
目の前の小さな作業も積み重なることで他の重要な確認をする時間を作ることが出来ないことが分かりますので、今まで気にされたことのない方もしくは企業の場合はぜひご参考にしてください。
EC事業を仕組化させるポイント③広告代理店と連携
EC事業において欠かせない新規を獲得するために広告出稿を行うことがありますが、広告代理店と聞くとどのようなイメージをお持ちでしょうか?
・広告費を預けているのに理想の成果に繋がっていない
・少し話を聞いてみると、そんなに頑張ってくれていない
等と不安になるケースが多々あるかと思います。成功している・成功が見込まれているEC事業ほど広告代理店との連携が上手なケースが多くございます。
「情報出しているからどうにかなるのでは?」
「新規獲得は広告代理店が頑張る領域だよね?」
とEC事業で重要な新規獲得のはずが、なぜか他責になっていると事業の改善が見込まれにくいです。本記事でご説明している「EC事業の仕組化」に対してなぜ広告代理店が3つ目になるかというと、
・EC事業において一番重要な新規獲得をプロに任せること
・自社で少しずつ勉強することが非効率であること
が挙げられます。
実は広告代理店とは、EC事業社と会話が多いほど成果を上げているケースが多く、それも作業を外注化させるのではなく、一緒に手を取り合って頑張っていこうと考えが一致しているとPDCAが回ります。
自社商品のことを一番わかっているのはEC事業社ですが、新規獲得を狙う仕組化(安定した施策を構築すること)を分かっておるのは広告代理店です。
そのため、自社であれもこれも全て対応するのではなく、EC事業の仕組化を考えるのであれば、
・作業を外注化させる
・各領域のプロに任せる
・ ①と②は同じ仲間として一緒に頑張っていく
が実現させることが必要です。
もちろんEC事業社内で広告を運用する考え方も合っております。一般的な広告代理店手数料20%をかけなくても自社で広告を運用するほうが安定した利益獲得を望める場合にはムリに外注させる必要はございません。
必要に応じて情報収集やお打ち合わせを行うことをお勧めいたします。